マスター・カーロス・グレイシーJr.インタビューPart1

マスター・カーロス・グレイシーJr.が柔術と歴史について語ったインタビュー。

伝統について

「私の父(カーロスグレイシーSr.)は小さいころ、やんちゃで社会に適応するのが難しい子供でした。
外出してはトラブルを起こす父に、祖父は日本学校に連れて行き格闘技を習わせました。
父が言うには柔術を始めて彼の人生は完全に変わり、それ以降トラブルを起こすこともなくなり
彼のエネルギーは全て柔術に向かい、夢中で練習しました。

父はコンデコマ(前田光世)と親しくなり、コマは父の性格、人格形成に大きな影響を与えました。
コンデコマが去り、学校が閉鎖されたとき、父は自分の兄弟に柔術を教えはじめました。
リオデジャネイロに移り、最初のグレイシー柔術の道場を開き
道場は大きくなり、カーロスは弟エリオ・グレイシーの父親代わりになり、
強い絆で結ばれ二人は協力して働きました。
21才になる前に、父はテレゾポリスに移住し、エリオがブラジルの柔術界のリーダーになったのです。」

ファミリーについて

「山中にあるテレゾポリスの家が皆が一緒に育った家でした。
リオに道場を持っていたエリオは金曜にテレゾポリスに来て日曜まで家族と一緒に過ごしました。
その家での経験が今も自分の心の中にあリます。
ファミリーのたくさんの子供が一緒に住み、強い結束を持っていたことは、自分の人生に大きな影響を与えたし、それに似たものを再び作りたいといつも思っています。

グレイシーアカデミーはリオにあり、ファミリーの中で十分な年齢になった若者はリオに行き、エリオのアパートに住み、道場で働きました。
年齢は低い子供はテレゾポリスに住み、父カーロスが面倒を見ていました。

テレゾポリスの家には18ベッドルーム、
107,000平方フィートの大きさがあり
家にはおおよそ30人の子供が住んでいました。
年長の兄や姉達が子供を連れて住んでいたからです。
父はファミリー全員を集めて、みなと生活することを望みました。
テレゾポリスの家には全てのことにルールがありました。
例えば、父は独自のダイエットシステムを作り、家族全員がそれに従いました。
食べるもの、食べ合わせ、食べる時間など。

ファミリーが強い絆で結ばれていたあの家での経験が、自分の人生に多くの影響を与えたのです。
自分の兄弟や従兄弟に10年ぶり再会しても、そこでの経験を皆が心に共有しています。
自分がコミュニティーの中で生活するのを好むのは、子供の頃のその経験があったからです。
当時我々が持っていたその幸福感を、自分の子供や、生徒などに伝えていきたいしそれに似たものをみなに体験してほしいと思います。
自分のメンタリティとしては常にコミュニティーやグループの中で人々の中に囲まれて
生活したい。それが私の家族から受け継いだ大きな教訓なのです。」

マスター・カーロス・グレイシーJr.インタビューPart2に続く