柔術で学ぶこと | グレイシーバッハ徳島 ブラジリアン柔術 格闘技
柔術の練習で学んだことを質問すると、ほとんどの場合テクニックに関するものになってしまいます。
最近、様々な柔術家にインタビューし、それぞれがいかに柔術とともに生きているかを追ったドキュメンタリーを見ました。
そこで最も興味深かったことは、彼らが柔術の練習で学んだことを日常生活に活かすというアプローチをしていることです。
ここで古のカンフーマスターの知恵を奥義として持ち出すつもりはありません。
最もうまく言い当てているのはマスター・カーロスがグレイシーバッハのミッションステートとして掲げている以下の言葉ではないでしょうか。
「最高レベルのブラジリアン柔術の教えの元に、心・技・体を鍛える。勝ち負けや競争の原理を越え、
個の発展と、ファミリースピリットを強めて行く事を目標とする。」
では柔術から学べることは何でしょうか?
1)問題解決
柔術のスパーリングはいかに問題を解決していくかが全てです。
難しい状況にいる時、やるべきことは良いポジションに向かって状況を改善していくこと。
スパーリングでは移り行く状況の中で次にやるべきことに心を切り替えていくことです。
失ったポジションを悔やむより、次できることを直ちに考える。
2)難しいチャレンジに挑む
初心者が柔術を始めたとき、柔術特有の複雑性、洪水のような情報量、覚えなければならないテクニックの多さに圧倒されてしまいます。しばらく頑張ってみると、前に難しく思えたことが徐々に理解できるようなってきます。
一定した努力の継続性はどんな複雑なこと(新しい言語、大学の講座、ソフトウェアのプログラム)も習得可能にします。
困難なチャレンジを達成することは価値のあることです。
3)プレッシャーのある状況での判断能力
柔術で学べること
・ストレスのある状況で冷静でいられること
・プレッシャーのある状況での判断能力
・我慢強くチャンスを待ち正しいタイミングで動くこと
・柔術の練習で平静を保つことは、日常生活にも活かせる
覚えておくべきことは心と体は別々のものではないということです。
体の柔軟性、耐久性を高め、チャレンジし克服する。心もまた同じです。
「柔術で学んだことが日常に生きるよう気をつけると私たちは大きく成長できる」
Prof.フラビオ・アルメイダの言葉です。
あなた柔術から学んだことは何ですか?
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